シェーファー・アヴィ幸樹選手 TTC 2016 Supported by UPSET参加選手より
【シェーファー アヴィ幸樹選手】
TTC 2016 Supported by UPSET参加選手
シェーファー アヴィ幸樹選手
St. Mary’s International School / TOKYO SAMURAI AAU
→Brewster Academy進学予定
U-18男子日本代表
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バスケットボールU-18男子日本代表としてFIBAアジア選手権を戦った期待のホープ。26年振り
に決勝進出を果たし、来年に行われるFIBA U-19世界選手権への出場権を獲得した。U-18チーム
が誇る、三上・西田・杉本のシュータートリオと共に、同世代のインサイド選手である増田、三森、西
野選手らの貢献は非常に大きく、歴史的な快挙を成し遂げる原動力の一人となった。
16歳で本格的にバスケットボールを始め、St. Mary’s International Schoolや、同チームのACがオ
フシーズンに運営しているTOKYO SAMURAI AAUなどで競技キャリアを積み重ねてきた。
インターナショナルスクール内のリーグ戦などを主戦場としていた為、知る人ぞ知る存在であったが、
2015年秋に、U-18日本代表候補に選出されると、同世代の強豪校の選手と練習をし、見事、最終
メンバー12人への選手登録を決めた。2016年3月には、DBB(Deutschland Basketball Bund・ド
イツバスケットボール連盟)主催、非公式U-18世界選手とも呼ばれることもあるAlbert Schweitzer
Turnier 2016(アルバート・シュバイツァー・トーナメントにも出場した。
スターティングメンバーで出場した初戦こそ、序盤でファールが重なってプレーイングタイムが限られた
が、日本が大金星を挙げたアルゼンチン戦(JPN76-71ARZ)では30分出場、8得点、7リバウンドのス
タッツを残し、勝利に貢献した。同大会では、オーストラリア、セルビア、アルゼンチン、トルコ、ドイツ、
アメリカの代表チームとも対戦をし、大きな経験を積んだ。
2017年に開催されるU-19FIBAワールドカップの中でも活躍が期待される選手の一人である。
▼Brewster Academyへ。NCAA D1を目指す
2016-17年シーズンより、ニューハンプシャー州にあるBrewster Academyに進学することが決定。渡
邊雄太選手の通ったSt. Thomas More Schoolと同じく、NEPSAC(New England Preparatory School
Athletic Council)に所属するプレップ・スクールであり、5年近くコーチをしているJason Smith氏の指揮の
もと、NEPSACでの優勝や、National Prep Basketball Championshipsでも上位の戦績を収めている強
豪校である。
また、同校出身のNBA選手(Will Barton ’10- Denver Nuggets、Chris McCullough ’13- Brooklyn Nets、
Mitch McGary ’12- Oklahoma City ThunderThomas Robinson ’09- Brooklyn Nets、JaKarr Sampson
’12- Denver Nuggets、TJ Warren ’12など)や、NCAA DIV1の選手も多い名門校である。
「Brewster Academyでの目標は、スタメン、またはある程度のプレイタイムを確保して試合に出場する事です。
まだ、どれだけのレベルなのか分からないですが、スタメン入りがやはり目標です。その後の目標としてはNCA
A D1の学校に入ることです。特に理想的なのは、NCAAトーナメントに出場できるレベルの学校に入り、トーナ
メント出場を果たすことです。
(それが実現すると、同世代であり、誕生日も近く、U-18代表候補合宿などで共に練習をした八村塁選手(1998
年2月8日生まれ)、シェーファー アヴィ幸樹選手は1998年1月28日生まれ)ともアメリカの地で対戦するケース
も出てくるかもしれません、と聞かれ)
あまり考えたことも無かったのですが、確かに八村塁選手と戦うこともあるのかもしれないですし、その時は同世代
ナンバーワンと言われてる八村塁選手にも勝ちたいですね。」
今後の目標については、上記のように、非常に力強く、前向きなコメントで目標を語った。
<参考>
▼St. Mary’s International SchoolやTOKYO SAMURAI AAUなどでの活動
日本のバスケットボール界では、日本代表候補に選出されてから注目を集めた存在であるが、在籍校である
St. Mary’s International Schoolでも、シーズン中には、同校が参加するインターナショナルスクールの関東
リーグ(ASIJ Mustangs(東京都府中市)、CAJ Knights(東京都東久留米市)、Kinnick Red Devils(神奈川
県横須賀市)、Yokota Panthers(東京都福生市)、Zama Trojans(神奈川県座間市)に参戦。
また、同校のコーチを務め病魔に襲われたコーチを偲ぶSava Cupでは日本体育大学の下級生チームや、埼
玉県立春日部高校(IH 6回出場)、香港で開催される国際大会Hong Kong Holiday Tournamentでは、Hong
Kong International, Singapore American School, American School of Bangkok, Taipei American School
and The American School in Japanら、様々なチームとの試合経験を積んでいる。
シーズンの締めくくりとなるFar East Championではチームは3位入賞を果たし、本人は ALL Star teamに選出
されるなどで実績を残している。
また、学校のオフシーズンにも、インターナショナルスクールの選手や、参加を希望する日本人選手で構成されるク
ラブチームTOKYO SAMURAI AAUでプレー。筑波大学Bチームなどの大学生との練習試合を重ね、今年もDave
Taylor氏が運営ディレクターの一人として関与するThe Double Pump Best of Summer Tournamentにも参加して
いる。米国での競技経験も重ねている。
▼TTC2016での活動
TTC2016では、ベテランセンターである栗野譲選手(@JK44)や、福田幹也選手などとトレーニングをこなすととも
に、ピックアップゲームでは、スラムダンク奨学金を経て、Bethany Collegeを卒業した矢代雪次郎選手らと積極的
にコミュニケーションを取り、溌剌としたプレーでゲームを盛り立てた。
特に、神奈川大学を経て、埼玉ブロンコス、富山グラウジーズなどで各球団で活躍をした福田幹也選手とは、空き時
間を利用してダンクのトレーニングなども実施する風景が見られ、参加者の視線を集めた。
「初めてプロの選手と混じって練習出来たのは、すごい良い経験でした。特に印象的な2人は福田幹也さんと矢代雪
次郎さんですね。幹也さんはダンク練習などで色々いじられてましたが、期待されてるなと改めて感じました。雪さん
は、実際にプレップを経験しているので、現実的な色々な話を聞かせてもらえました。TTCでの経験で一番良かった
のは、普段関わらない人と、コネクションが出来たことです。プロとして活躍している選手達とプレイして、仲良くなれ
たのは、これからバスケを続けていく上で大きなことだと思っています。」
TTC主催者である井上涼上馬氏も下記のように語り、期待を寄せる。
「インターナショナルスクールのバスケットボールが国内外で非常に精力的に活動されていることに驚きました。オフ
シーズンには、TOKYO SAMURAI AAUというチームで、アメリカにも遠征するプロジェクトがある事も同様です。日
本の部活動出身の選手と背景は異なりますが、同じ、日本という国で生活し、バスケットボールに取り組む選手同士、
交流の舞台になってほしいとも思い、主催者推薦としてシェーファー アヴィ幸樹君にお声がけさせて頂きました。
凄く真面目な選手で、初対面の選手ともコミュニケーションを取り、彼の人柄もあるのか、年上のプロ選手の面々に
可愛がられ、応援されていた姿が印象的です。これからが本当に大切になってくると思うので、ぜひ、目標達成に
向けて頑張ってほしいですね! 玉川大学の学生にとっても、U-18とはいえ、年齢が近い選手との対戦は非常に
刺激になったと思います」
<参考>
St. Mary’s International Schoolの活動について
Rising-K(ジュニアチーム)とTOKYO SAMURAI AAUのU-15チーム練習試合
筑波大学BチームとTOKYO SAMURAI AAUとの練習試合