鳴海亮選手 –Tamagawa Training Camp 2016 supported by UPSET–
【Tamagawa Training Camp 2015 supported by UPSET 昨年の参加選手紹介①】
今年で4年目を迎える株式会社PHYSIOFLEX主催のTamagawa Training Camp supported
by UPSET、6/18(土)・19(日)に玉川大学にて開催されます。
プロ選手の参加、見学のトレーナー、コーチなど、随時募集しております。詳細は下記概要
ページより。
Tamagawa Training Camp 2016 supported by UPSET 開催概要
今回、Tamagawa Training Camp 2015 supported by UPSETの参加選手のひとりであり、NBDL
東京八王子トレインズに所属する鳴海亮選手の歩みなどを下記に紹介します。
アップルスポーツカレッジからbjリーグの舞台へ。紆余曲折を経ながら、今シーズンはNBDLの3P王を
受賞されています。
(参考)
Tamagawa Training Camp 2015 supported by UPSET 高橋幸大選手の特集
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鳴海亮選手
©立花佳世
※選手着用アイテム フルオーダー昇華ノースリーブ
■ジュニアオールスターで全国優勝、バスケに取り組む姿勢に惹かれて東海大三校へ
長野県飯田市に生まれ育ち、上郷ミニバスケットボールクラブでバスケットボールを始める。
ミニバスの仲間とともに進んだ飯田市立高陵中学校時代はジュニアオールスター長野県代表
に選出。現在、NBDL豊通ファイティングイーグルス名古屋でプレーする神津祥平選手らと共
に優勝を経験。チームのスタメンPGとして大きな自信を得た。
県内外の進学先を考える中で、練習見学などで訪れた高校の中から、「最も厳しい環境で熱
心に練習をしている。そして、厳しい環境の中に身を置く事で上手くなれると思った」とい
う東海大3校へ入学。寮生活を送る傍ら、有賀正秋先生の指導、高校3年時より赴任された、
東海大バスケ部OBである入野先生の指導の下、ウィンターカップなどへ出場。3年次には主
将を務め、80-69で新田高校(愛媛県)に勝利し、2回戦で延岡学園に敗退して高校バスケを
終える(延岡学園は準優勝)。
■東海大学へ進学するも、燃え尽き症候群でバスケ部を退部
その後、東海大学へ進学しバスケ部へ入部するも、高校時代に完全燃焼に近い形でバスケット
ボールに取り組んできた反動もあり、どうしても競技へのモチベーションが上がらずにバス
ケットボール部を休部。
学生生活や、一般の学生がするような余暇を過ごし、バスケットボールは、学内のサークル、
地域の社会人クラブチームなどで汗を流す程度。真剣勝負の競技とは距離を置く日々を過ご
し、時折に入ってくるバスケット情報も「バスケの道から離れた自分とは別世界の事」とい
う認識で過ごしていたが、徐々に他大学に進学した同世代の選手の活躍を耳にするようにな
ると心境にも変化が生じてきた。
かつて同じ舞台で、頂点を競って戦っていた同世代の選手への対抗心と共に、競技への意欲
が芽生えるのを感じてトレーニングを再開。だが、意を決して翌シーズンの、東海大学バス
ケ部のトライアウトを受けるも、ブランクの影響は大きく、残念ながら不合格となる。
落胆、そして、かつては手にしていた環境を自ら手放したことへの後悔も頭をよぎるが、
それより、バスケットボールに対する意欲は抑えきれず、新潟市にあるアップルスポーツ
カレッジへ入学。
■アップルスポーツカレッジからプロ選手へ
2015-16年シーズンNBLつくばのHCを務めた平岡氏がHCを務める同校のバスケ部へ入学し、
平日の練習や、スポーツ心理学、スポーツ産業論などの授業、またウェイトトレーニング、
週末の対外試合などでコンディションを高める。
1年目はアップルスポーツカレッジの学生選手としてのカリキュラムの中での環境下で競技
力を伸ばし心身の成長に勤める日々であったが、に2年目(2009年)の7月、新潟アルビレ
ックスBBのトライアウトを突破し、見事、練習生契約を締結。その期間、アップルスポーツ
カレッジの学生として平岡HCの下で練習に励み、また、アルビレックス新潟BBの練習生とし
て鍛錬に励み、9月の開幕時にはプロ契約選手としてbjリーグへデビュー。
■2015-16シーズンではNBDLの3P王を受賞
その後、2011年までの2シーズンをプロとして新潟アルビレックスでプレーした後、リンク
栃木BREXと契約し、TGI.D-riseで2シーズンプレー。チームの山形への移転に伴い、パスラ
ボ山形ワイヴァンズへ移籍。1年目のシーズンは平均24.4分出場、アベレージ12.2得点を記
録。15-16年シーズンは新規参入チームである東京八王子トレインズへ入団。
平均35.2分出場、アベレージ12.6得点、実に出場36試合中28試合で2桁得点を挙げた。ま
た、12/19、古巣の山形戦では40分フル出場で19得点、3月12日の東京EX戦でも38分出場の
19得点など、大車輪の活躍でチームに勝ち星を導いた。さらには、成功率40.7%(182本中
74本成功)で最後のNBDLシーズンで3P王を受賞。
3P王を受賞するまでのシュート力に加え、一瞬のスピードを生かしたカットインなども選
手としての武器。獲得。これまで、ジュニアオールスター、中学校の部活動、東海大3校、
アップルスポーツカレッジ、新潟アルビレックス、D-RISE、山形と様々な競技環境、様々
なコーチのもとで試行錯誤し、練習を重ね、試合経験を積む中で「自らも得点でき、コン
トロールも出来るスタイル」を現在は追及している。前述の平均出場時間、そして得点
が、それを物語る。
TTC2015では、体力測定時の幅跳びや、瞬発力を測定するテストで素晴らしい数値をだし、
玉川学園の高校生・大学生選手も目を丸くする場面も見受けられ、ピックアップゲームで
は高確率の3Pと脚力を生かしたカットインで得点を量産していた。
オフ期間とはいえ、非常にキレのある鳴海選手の動きを止めようと、若さ溢れる大学生が
挑む姿も、プロ選手のオフシーズンのトレーニング環境向上と同時に、大学生世代の選手と
他カテゴリー選手の対戦を通じて日本バスケの底上げを図ろうとするTamagawa Training
Camp supported by UPSETの主旨でもある為、非常に見応えのあるマッチアップでもあった。
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鳴海 亮
1987年5月22日、170cm/68kg。 長野県飯田市出身。
バスケット歴
1995-2000年 上郷ミニバスケットボールクラブ
2000-2003年 飯田市立高陵中学校バスケットボール部
2003-2006年 東海大学付属第三高等学校バスケットボール部
2008-2011年 アップルスポーツカレッジ バスケットボール専攻科
2009-2012年 新潟アルビレックスBB
2012-2014年 TGI.D-rise
2014-2015年 パスラボ山形ワイヴァンズ
※東京八王子トレインズHPより引用掲載